- Blog記事一覧 -夏バテ
今日の朝ははだいぶ涼しかったですね!
今日は立秋。
暦の上ではもう秋です。
これから少しずつ秋に・・・向かわないのが現代日本の夏。
今日と明日は台風の影響?でたまたま涼しいようですが、木曜日からはまた茹だるような暑さが戻ってくるようです。
しかし今年の夏は暑く長い!
こうした気候が続くと夏バテに悩まされている方も多いと思います。
そこで今日は夏バテに関することを少々。
「夏バテ」とは医学的な用語ではなく、夏の暑さによる体調不良全般を指している言葉です。
主な原因として、自律神経が乱れることによって引き起こされると考えられています。
では、なぜ夏に起きるのか。
人間には暑くても寒くても体温を一定に保とうとする機能が備わっています。
日本の夏は高温多湿で、快適とは言い難い環境ですよね。
そんな気候条件の中でも、体温はほぼ一定に保たれています。
しかし、高温多湿という過酷な環境下で体温を一定に保つとなると、体もかなり頑張ります。
当然自律神経もフルパワーで頑張りますが、フルパワーで頑張れば疲れます。
100m走のスピードでフルマラソンは走れませんよね。
その自律神経の疲れが乱れを引き起こし、夏バテにつながっていくのです。
また、この時期は外と室内の温度差もかなりあります。
そうなると自律神経もその環境に合わせて体温調節をしますので、また疲れちゃいます。
他にも暑いと寝苦しいですよね。
寝苦しいと当然睡眠の質は下がり、睡眠時間も減ってしまい、疲れが取れなくなるといった、負のスパイラルにはまります。
さらに、暑いと冷たいものが欲しくなり、アイスやかき氷、キンキンに冷えたビール、よく冷えた飲み物についつい手が伸びてしまいます。
すると、胃腸をはじめとした消化器官が機能低下を起こし、食欲不振へとつながっていきます。
と、原因を長々と書いてきましたが、「じゃあどうすればいいの!」と思われると思います。
夏バテの予防や改善するためのポイントは、はっきり言って当たり前のことになってしまいます・・・。
・適切な水分補給
・バランスのとれた食生活
・運動
・睡眠
です。
では一つずつご説明。
「適切な水分補給」
暑い日に多量の汗をかくと、水分はもちろんミネラル分も汗と共に失ってしまいます。
この失った水分・ミネラル分をいかに早く補ってあげるかが大事です。
これを怠ると、熱中症のリスクが上がることはおわかりかと思いますが、熱中症の予防には「のどが渇く前に摂取する」ことがとても有効です。
のどが渇いている状態というのは、もう脱水が始まっています。
脱水を避けるために、こまめに水分を補給してあげましょう!
また、寝ているときというのは、結構な汗をかいています。
なので、寝る前にもコップ1杯程度の水分を摂取してから寝るようにして下さい。
ここで注意点。
お酒は水分ではありません!
水分補給にカウントしてはダメですよ。
「バランスのとれた食生活」
暑い季節は、つい冷たくてさっぱりした食事になりがちです(そうめんやざるそばなど)。
そうめんやざるそば、冷やし中華などはご存じのように炭水化物の塊です。
炭水化物ばかりの食事、果たしていいでしょうか?
よくないですね。
夏にこういった食生活を繰り返していると、当然栄養バランスが崩れますので、不足しがちなたんぱく質、ビタミン、ミネラルを足してあげて下さい。
たんぱく質はご存じのように、肉・魚・大豆などに豊富に含まています。
1日3回の食事の中で2回はいずれか1つの食品を摂るようにしてみて下さい。
欲を言えば、動物性たんぱく質(肉・魚)と植物性たんぱく質(大豆)、どちらもバランス良く摂って頂ければ、なおいいですね。
ビタミン・ミネラルは野菜や果物に多く含まれます。
こちらも積極的に取り入れて下さい。
先にのべましたが、冷たいものばかり食べていると、胃腸は疲れてしまいます。
温かい料理も食べましょう!
「運動」
運動というと、「ハーハーゼーゼー」を思い浮かべがちですが、ここでいう運動はそれではなく、軽く汗が出る程度の運動のことです。
具体的にはウォーキングや軽いジョギングのような運動を20分程度行います。
人間は汗をかくことで、体温の上昇を防いでいますが、最近は汗をうまくかけない方も多くいらっしゃいます。
軽い運動をして、少しずつでも汗をかきましょう。
先の軽い運動は汗腺が開いて汗をかきやすくしてくれます。
適度に汗をかくことも夏バテ予防の上で大事な点ですね。
ただ、運動する際は熱中症には十分気を付けて下さい。
普段運動に慣れていない方や汗をかき辛い方は、急激に運動をしてしまうと熱中症のリスクが上がってしまいます。
まずは比較的涼しい時間帯に少しずつ始めてみて下さい。
「睡眠」
夏は暑くて、どうしても眠りの質が悪くなりがちです。
しかし疲れを取るためには、ぐっすり眠ることが欠かせません。
その為に重要なのが環境です。
「寝ているときはクーラーを使いたくない」という方も多いですが、使わないで眠れなかったら本末転倒です。
今年の夏は行政機関が「命を落としたくなかったらエアコンを使いなさい」と言うくらい異常な暑さです。
そんな異常な暑さの中、エアコンを使わず快適な睡眠をとれるわけがありません。
エアコンは適切に使ってあげれば、非常に有効です。
寝室の快適な環境として温度は27~28度、湿度は50~60%を目安にしてみて下さい。
また扇風機などで、空気を循環させてあげることも効果的です。
体に直接風が当たらないように、工夫しながら使用がおススメです。
いかがですか?
書いてあるのは当たり前のことばかりですが、意外とできていないことも多いと思います。
毎年夏バテになってしまうという方!
まずは始められる「当たり前のこと」を始めてみましょう。
皆様が夏を楽しく生き生きと過ごせますように。
以上、長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
FINEZ
ファインズスポーツマッサージ鍼灸治療院
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